ciao!ゴリラ先生です。
今日は教育に携わる人がコーチングを受けることのメリットについて、お話しします。
教師の仕事は多忙を極め、日々目まぐるしいほどの業務量に圧倒されているという先生も多いのではないでしょうか。
地域や社会からの要望、文科省や教育委員会からおろされる「〇〇教育」など、年々業務量は増える一方を辿っています。
また、どれだけ校務分掌を引き受けても給料が変わらなかったり、残業代が支給されないシステムなど、少なからず労働環境や労働条件に不満を抱いている人も多いと思います。
私もかつてはそうでした。
しかし、そういったネガティブな環境や思考からあなたを救ってくれるものがあります。
それが「コーチング」です。
コーチングを受けることで、「本当に自分がやりたいこと」「本当に自分が目指している夢や目標」にフォーカスを当てることができ、ポジティブな思考をもつことができるようになります。
そしてそれがあなたの働き方やキャリアに大きく関わり、人生がより豊かになる事でしょう。
今日は、そんな「コーチング」についてお話ししようと思います。
「もっと充実感をもって働きたい。」「もうこれ以上、教師を続けていく自信がない…。」「新しいことにチャレンジしたい!」など、教師としての仕事に不安や悩み、意欲が少しでもある人は必見となっております。
また、「コーチングって何?」「聞いたことはあるけど…。」という人にも読んでほしいなと思います。
ぜひ、最後まで見ていってください!
〈ゴリラ先生ってどんな人?〉
- 教員採用試験現役合格(大阪府・愛知県) 小学校教員歴7年間
- 大学1年生時に「コーチング」と出会い、以後10年以上独学にて勉強
- 大学の卒業論文の研究テーマ『学校教育にコーチングをどう生かすか。』
- 教育、ビジネス、自己啓発などを中心に100冊以上の書籍を購読
- 2022年8月~教員向けのキャリアコーチング「教員コーチング塾」開業
- 2022年12月末日を以って教員退職予定
- 2023年1月よりコーチング業及び教員採用試験対策の個人事業として一本化予定
コーチングってなに?
最近「何かしたい!」とは思うんだけど、別にやりたいこともないんだ。
人に誇れるような才能とかスキルもないし…。
やりたいことがない?才能やスキルもない? それは違うね。
「ない」んじゃなくて、「気づいていない」だけなんだよ!
一度、コーチングを受けてみたらどう?
コーチング?
う~ん。別にいいかな。よくわからないし。
あ!またよくわからない言葉が出たから投げやりになった!!
まずはコーチングが何なのかを話していくよ!
「コーチング」や「コーチ」という言葉を聞くと、真っ先に思い浮かぶのはスポーツの世界でしょう。
サッカースクールのコーチ、体操教室のコーチなどが身近な感覚だと思います。
日本においてコーチングは、類似の業界として比較されるコンサルタントやカウンセリングに比べると知名度や理解がまだあまり広がっていないように感じますが、実は、世界には5万3千人以上ものコーチがいます。(国際コーチ協会「ICF」2016年調べ)
「目標達成に導いてくれる」という認識ではコンサルタント、「悩みを解決してくれる」という認識ではカウンセリングと一緒にされがちですが、本来は「コーチング」「コンサルタント」「カウンセリング」はそれぞれ違うものです。
特に大きな違いは、「目的」です。
コンサルタントの目的は、主に
- 業務改善
- 解決策の指摘
- 収益の拡大や機能の改善
です。
また、カウンセリングの目的は、主に
- 精神的な悩みの解決
- 適応上の問題の原因究明
- 治療
です。
では、コーチングはどういったものなのでしょうか。
目的は「目標の達成に向けた支援」
コンサルタントやカウンセリングとよく同じような理解をされますが、ここではまず、コーチングの目的を明確にしておきます。
コーチングの目的は、主に、
- 目標達成をサポート
- 才能や可能性を探し、可視化
- 進歩を可視化
です。
つまり、コーチングは本来、クライアントに対して助言や指導をするものではないのです。
あくまでクライアントが主体となり、コーチはクライアントの心の奥底に秘めた願望や目標、能力などに自ら気づかせるよう導く役割を担います。
そして、目指すゴールを明確にし、そのゴールに向けてのサポートをしていきます。
マラソンの「伴走者」と例える言い方もされます。
基本的にはクエスチョン&アンサーの繰り返し
コーチングは基本的に、クライアントとコーチとの対話で進められます。
コーチからの質問に答える過程で、今まで考えたこともなかったようなことについて考えたり、自分自身の思いや願いにフォーカスしたりすることができます。
そして、それを言語化することで、潜在的に眠っていた思いや願望、または自分の長所や才能などにも気づくことができます。
自分の思いや願いが明確となり、自分のスキルや才能、あるいは性格などについても改めて理解をすることで、目指すゴール(夢や目標)が明確に設定できます。
そして、そのゴールに向かっての進歩や過程をコーチとともに歩むといったイメージです。
人生はマラソンです。
一緒に走ってくれる人、支えてくれる人がいると安心ですよね。
コーチは、「あと〇kmで給水所です。」「少しペースが上がりすぎています。このままで大丈夫ですか?」とこまめに声をかけてくれる存在です。
コーチングを受けるメリット3選
コーチングの目的やイメージはなんとなく分かったよ。
でも、もう少し詳しく教えてほしいな。
目的とイメージが分かったのはとてもいいことだね。
次は、コーチングを受けるメリットについて説明するよ。
自分の強みが可視化される
コーチングを受けることで、今まで気づかなかった自分の才能やスキルが可視化されるようになります。
過去の成功体験や何気なく日々行っていることに改めてフォーカスすることで、自分の強みがはっきりとわかるようになります。
たとえば、
「〇〇さん(あなた)は、本当に話すのが上手だね。」
「どうしていつもそんなに堂々としていられるの?」
「いつもニコニコしていて楽しそうだね。」
など、なんでもいいのですが、自分では思ってもいないことを友人や同僚から褒められて「どこがだよ!!」って思った経験はありませんか?
これは、あなたにとっては普通にできている、むしろ苦手とすら思っていることが、他の人から見るとあなたの長所であるということの象徴です。
コーチングでは、こういったことも含めコーチから様々な体験や経験をじっくり丁寧に質問されます。
それに答える過程の中で、あなたの本当の強みをあなた自身が気づくことができるようになります。
コーチはそれを手助けしてくれる存在です。
あなたが、あなた自身の強みや才能を理解していると、それを発揮できる場所を自分で選んで判断することができるようになります。
夢や目標を明確にできる
コーチングを受けることで、人生の目標や夢、成し遂げたいことを明確にすることができます。
様々な制約や環境のせいで心の奥底にしまい込んでしまった自分の思いを改めて言葉にすることで、自分の思いや願いに正直になれます。
人生で成し遂げたいことが明確になると、それに向けて動き出したい気持ちになります。
また、コーチングを受けることで、上述したように、自分の強みや弱みなど、自分自身についての理解も明らかになっているので、夢や目標に向けての過程が見えてきます。
それをコーチと共有し、行動することで、どんどん結果が近づいてくるのが実感できます。
自分の思いや願いを明確にするだけでなく、共有することで、より行動的になります。
行動なしに何かを成し遂げることはありません。
たとえ間違った方向への行動であっても、それはコーチが軌道修正をしてくれます。
思い切って行動できるという点においても、コーチングを受ける大きなメリットと言えるでしょう。
人生が充実する
コーチングを受けることで、思考も、行動も、前向きになります。
自分が本当にしたいことに向かって、自分の能力を最大限に発揮して行動することは、たとえ過程の結果がうまくいかなくても、充実感があります。
充実感とは、「やりがい」であり「手応え」であり「苦労」です。
コーチングで明確になったあなたが到達したいゴールまでの道のりは、決して楽な道ばかりではないと思います。
でも、コーチと伴走することで確かな進歩を感じ、自分の能力や才能を最大限に発揮することで手応えを感じ、目標達成に向けて試行錯誤する苦労すらポジティブにとらえられます。
コーチングを受けてみるべき「〇〇な人」
最後に、特にコーチングを受けることをおすすめ人を紹介するよ。
あなたも当てはまるかな?
自分の強みが分からない、発揮できない人
- 「あなたの長所は何ですか。」
- 「あなたの強みは何ですか。」
この2つの質問の回答に困る人です。
人は誰しもに強みがあります。
そして、それを発揮できる場所があります。
あなたが「当たり前にできること」は、誰かの「できないこと」なのです。
やりたいことがない人
- 「あなたが本当にやりたいことは何ですか。」
- 「あなたの強みが発揮される場所はどこですか。」
この2つの質問の回答に困る人です。
あなたは、やりたいことが「ない」のではなく、「見つからない」のです。
はっきり言って、それは環境のせいです。
キングコング西野亮廣さんは、絵本『えんとつ町のプペル』を作成するにあたって、「夢を語れば叩かれる世界を終わらせる」という思いをもっていたそうです。
日本人はとりわけ空気を読むことに長けている人種です。
世の中の目を気にするがあまり、言いたいことが言えず、そのうちに本当にやりたいことが見えなくなってしまっているのです。
誰にだって、本当はやりたいこと、成し遂げたいことがあるのです。
今後のキャリアについて考えたい人
- 「どうしたらあなたの能力が最大限に発揮されますか?」
- 「あなたの成し遂げたいことは何ですか?」
この2つの質問の回答に困る人です。
あなたの充実感が生まれる環境、過程、ゴールはどこなのでしょうか。
あなたの強みを生かせる環境や働き方を探しましょう。
また、あなたが充実感を得られるゴールとその過程を探しましょう。
コーチがそれをお手伝いしてくれます。
今の環境に不安や不満、悩みがある人
- 「今、あなたは仕事の時間、充実していますか?」
- 「仕事を楽しんでいますか?」
この2つの質問のどちらかに「NO!」と答える人です。
仕事は人生の時間の大きな割合を占めています。
もちろん楽しいことばかりではなく、苦労することや我慢が強いられることは必ずあります。
しかし、上記の2つの質問に、真っ先に「NO!」と頭に浮かんだはなぜでしょう。
あなたの本当の力が正しく発揮されていないからではないでしょうか。
自分のやりたいことに向かう道のりは、本来充実しているはずです。
やりたいことはあるけど一歩が踏み出せない人
- 「今、あなたは仕事の時間、充実していますか?」
- 「今の仕事は本当にやりたいことですか?」
この2つの質問のどちらかに「NO!」と答える人です。
なぜ、やりたいことがあるのに、一歩が踏み出せないのでしょうか。
(家族との)生活があるから?(収入面の不安等)
世間体?
本当に”それ”ってやりたいこと?
コーチがその悩みや不安を受け止めてくれます。
まとめ
今日は、コーチングの説明とメリット及びコーチングを受けるべき「〇〇な人」についてお話ししてきました。
「やりたいことが見つからない。」「どうにか現状を変えたい。」「充実感が欲しい。」とお考えのあなた。
自分のキャリアについて改めて考えてみませんか。
コーチングを受けることで、あなたの潜在的な強みや才能を可視化することができます。
また、「本当に自分がやりたいこと」「本当に自分が目指している夢や目標」にフォーカスを当てることができ、ポジティブな思考をもつことができるようになります。
終わりに
私は現在、教員の方向けにキャリアコーチングをしています。
「キャリア」というと、仕事でのステップアップや経歴などのイメージがあるかもしれませんが、私は「生き方」「考え方」「働き方」と広く捉えています。
なぜなら、多くの人が、人生の大半の時間を仕事に充てているからです。
つまり、仕事での考え方や働き方が「生き方」に少なからず関わってくると思っています。
キャリアを考えること=転職、起業 ではありません。
同じ仕事でも、考え方や働き方を見直すと充実感は大きく変わります。
日々、多忙を極める働き方や仕事に対する考え方、めざすキャリアについて一緒に考えませんか。
あなたの人生が、より豊かなものとなるよう全力で応援・サポートさせていただきたく思います。
一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
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